教育のキーワードは家族・家庭

八王子市議会議員 伊藤裕司

  1. はじめに
    1. 教育には、学校教育、家庭教育、地域教育(職場教育含む)とがあります。
    2. その中で、母親の胎内に生を受けこの世に出生し、もの心付く小学生中学生まで教育が、その人の人格の本を作り上げる。家庭教育は最も人格形成に大きく影響する。
    3. 教育のキーワードは家庭・家族にある。
  2. 家族・家庭の変わりよう。
    山田洋次映画監督のインタビュー記事より抜粋。(読売新聞平成24年12月8日)

    • 60年前のころまでは、畳の部屋で「ちゃぶ台」を囲み、家族が仲良く暮らす生活が残っていた。田舎の風景もまだ残っていた。
    • 現在では、茶の間がリビングになった。父親は夜まで働く、母親はパート、子どもは学習塾に通う。食事の時間もバラバラになった。
    • 家族団欒という形を崩すことで、生活は豊かになった。
    • 本当の幸せは何か、日本人が一番考えなければいけないこと。
    • 今求められているのは、つましい暮らしの中で、家族が仲良くする努力を。
    • 少子化問題、子どもを産みたいという気持にならないのは何故か、真剣に考える。
  3. 何が大切か、考えさせられた事例。家庭教育のあり方に問題があるのでは?
    1. 平成26年7月の佐世保の事件。女子高生が同級生を殺傷。中学生の頃「人を殺してみたい」と母親に言った。小学校時、殺虫剤を友達の給食に入れた。
    2. 平成27年1月名古屋市の事件。女子大生が、年寄りを殺害。ブログに「人を殺してみたい」と書き込み。中学時代、友人の弁当に毒物を混入し、現在も後遺症残る。
  4. 平成27年の「特別支援教育」地域講座に出席して気づいたこと。1月に市内で実施された。100名以上の参加者でほぼいっぱい。注目した点は以下の二つ。
    1. 自閉症はじめ、特別支援の必要な子どもが、八王子市内小学校では、10%いる。
    2. 家庭は子どもの心を守る安全な基地である。そして、学校に冒険に行ける。<家庭が心を守る安全な基地。重要な指摘と思う。>
  5. 今求められていることは?
    地域医療に献身的に取り組んでいる医師「下田憲氏」のテレビ番組見ての感想。

    1. 日本医師会、赤ひげ大賞受賞。
    2. 北海道南富良野に在住。人口2700人。
    3. けん三(さん)のことば館クリニック院長。
    4. 一例のことば、「憎み合い、うばい合う時、何かが滅びる。愛し合い許し合う時、何かが生まれる」
    5. 医師に求められているものは「病をいやす事と同時に、言葉にこめられている心をいやす事」
    6. 「誰もが同じに頑張らなければ生きていけないそんな世の中ってなんだか寂しい」
  6. 結びに
    1. 家庭・家族は教育のキーワード。
    2. その家族が戦後70年と比べ、変わってきた。
    3. 毎日のように起きている児童虐待、不審者事件、
    4. 特別支援が必要な子どもの増加

家庭・家族の役割を今一度見直す必要。山田監督・下田医師両氏の提案が非常に大切と思う。
この大きな課題解決のために、市議会議員として貢献したい。